デュラム小麦とセモリナ粉の上手な説明

先日、物流関係の仕事でイタリアに出張してきた日本人のA氏と、イタリア人のB氏と一緒にランチをする機会がありました。

普段はあまり食にこだわらないA氏ですが、その日のパスタがよほど美味しかったのか、「おいしい、おいしい」と何度も繰り返し、嬉しそうに食べていました。
その姿に、イタリア人のB氏も思わずにっこり。自分の国の味をこんなに喜んでもらえることが、やはり嬉しかったのでしょう。

食後、コーヒーを飲みながらA氏がふと、「あのパスタ料理は特別な材料なの?」と尋ねました。
「あれはデュラム小麦から作るセモリナ粉が美味しいからだ」とB氏。

でもA氏には、「デュラム小麦」や「セモリナ粉」と言われても、いまひとつピンとこない様子です。
そこでB氏が食後のコーヒーをかざしながら、
「デュラム小麦は、コーヒーで言えば豆そのもの。セモリナ粉は、それを挽いた粉。そして、パスタは、淹れたコーヒーみたいなものだよ。」と説明しました。

このたとえに、A氏も「なるほど!」とうなずきました。そばで聞いていた私も感心してしまうほど、分かりやすい説明でした。

Buona Giornata!(良い一日を)


コメントを残す

ご注意ください、コメントは承認されるまで公開されません

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。