イタリアで感じるウクライナ情勢

みなさん、こんにちは。

ようやくコロナの規制緩和で、日本との行き来がしやすくなる!と期待してすぐの2月24日に、ロシアのウクライナ侵攻が始まってしまいました。

我が家の子ども達が通う学校ではすぐに支援物資を送るプロジェクトが発足され、ミラノにある子ども病院からも、ウクライナの子どもたちが到着するのに備え、0~6歳児用の服が必要とのお知らせが来ました。
また難民となるウクライナの人々の受け入れ先も必要で、学校の保護者間でも、例えば18歳の女性をベビーシッターとして家に置いてもらえないか、などの情報が回ってくるようになり、戦争をとても身近に感じる一方で、普通と変わりなく生活できる日々に、不思議な感じがしています。

イタリアは天然資源を外国からの輸入に頼っている国なので、電気ガスの料金が高くなっていると聞くようになりました。
またガソリン価格も一気に高騰し、今では1リッター2.3ユーロ強で、300円を超えています。

スーパーでは小麦粉、油、パスタのコーナーに異変が。
小麦粉の買い占めはないように思いますが、品切れの商品が増え、選択肢が少なくなりました。それでも日本と比べるとたくさんの種類があると思いますが、こちらは主食として食べるのがパンやピザ、パスタの原料も小麦なので、小麦粉の種類が本当に豊富だったのです。

スーパーの小麦売り場

 

またひまわりオイルの原料はウクライナやロシアから輸入していたそうで、品薄になっており、3本までの購入制限となっています。
今あるのは黄色いラベルの、1番安価な商品のみ。この商品はかなり在庫を抱えていたのかな?という印象です。

 

スーパーのひまわり油売り場

 

パスタに関しても、ウクライナ産の小麦が多く使われていたそうで、一部の棚がスッカラカンに。特に特価コーナーでは、念のためたくさん買い込んでおこうと思う人が増えているのかな?と感じます。

スーパーのパスタ売り場

 

一部の商品で手に入りにくくなったものや、ガソリンなど価格の高騰はあるものの、以前と変わりなく「普通に」生活できることにありがたみを感じている日々です。

まったく今後の状況が読めませんが、1日でも早く侵攻に終止符が打たれ、ウクライナの人々が少しでも心穏やかに過ごせる日が戻って来ることを願って止みません。
暗いニュースばかりのここ数年、そろそろ毎日笑っていられるような平和な日々が戻ってきますように。


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