イタリア農業・食料・森林省、EVOOとバージンオリーブオイルの混合油を「エクストラバージン」と表示できないとの見解を示す
これまでは、イタリアでは、エクストラバージンオリーブオイルとバージンオリーブオイルを混合した場合でも、一定の条件を満たせば、最終製品を「エクストラバージン」として販売することが認められていました。
つまり、異なるカテゴリーのオリーブオイルを混合しても、最終的な製品がエクストラバージンの基準を満たしていれば、より上位の「エクストラバージン」として扱うことができたのです。
日本のお米に例えるなら、ブランド米に別の品種をブレンドしても、最終的な品質が基準を満たしていれば、そのブランド米として販売できる――そんなイメージでしょうか。
それが今回、イタリアでは認められなくなりました。
2026年7月16日、イタリア農業・食料主権・森林省(MASAF)は、エクストラバージンオリーブオイルとバージンオリーブオイルの混合について新たな通達を出しました。7月23日に官報に掲載されて以降、こうした混合物は、たとえ従来の基準を満たしていても「エクストラバージン」として分類・表示することができず、バージンオリーブオイルとして扱うことになりました。
オリーブオイル業界誌「Olivo e Olio」によれば、農業団体Coldirettiとオリーブオイル生産者団体Unaprolもこの措置を強く支持しており、不正防止とオリーブ生産者の収益を守るための重要な一歩と評価しています。
同誌は、スーパーで3.45ユーロのエクストラバージンオリーブオイルを見かけたら、その価格の背景に何があるのかを考えるべきだろう、という趣旨の指摘もしています。
私も、その意見にはうなずかされます。
そこで気になるのは、日本での取り扱いです。
日本では、イタリア・EUとは異なる食品表示や品質規格の仕組みが採用されているため、今回のイタリアの判断が、そのまま日本での表示ルールになるわけではありません。
それでも、イタリアが「エクストラバージン」という名称への信頼を守るために今回の判断を示したのであれば、日本の輸入・販売においても、その考え方が尊重されることを期待したいと思います。
エメラルドグリーンを帯びた黄金色のオリーブオイル。
その品質だけでなく、表示の透明性も重視される方向へ進んでいくことを期待したいと思います。
BUONA GIORNATA!
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