輸入裏話③販売前の仕分け 中小規模輸入者の場合

配送

 

前回、輸入通関が終わった商品はいよいよ販売に向けて成田空港や東京港から商品が移動します、そしてその行き先候補は2か所とお話ししましたが、オンライン販売用に向けた自社倉庫や委託先倉庫とは別に、店頭販売用商品は都心や住宅街などの店舗に搬入されます。


ここでベストなのは、例えば1回の出荷で段ボールが20箱ある場合、あらかじめ10箱が自社倉庫行き、5箱が店舗A行き、5箱が店舗B行きなどと決まっていて、かつ日本国内配送伝票がイタリア側で貼り付けがされているケースです。これなら空港や港での輸入通関が完了した段階で、直接配送業者に引き渡してそれぞれの場所へ最短で納品をすることが可能です。(一番無駄がなく、余計なコストもかからない)

ただ、この仕分け+日本国内伝票の発行と貼り付けをイタリア側生産者ができるかというと、実際はそうでもなく、誰か現地に人が必要になってきます。そうでなければ、輸入通関が完了した全量商品はいったん別倉庫に搬入され、仕分け+国内配送伝票貼り付けなどの作業を行う必要があり、手間がかかってしまいます。
こうしてようやく店舗に商品が納品されてくるのです。

国内での保管場所も業者によって異なります。都心部の店頭在庫とオンライン販売用在庫を別にしている業者もあります。(オンライン販売用在庫は、家賃の安い郊外の倉庫に置くほうが費用を抑えられます。)他方、輸入者(=国内販売事業者)の規模が小さければ、店舗倉庫で店頭在庫とオンライン販売用在庫を一元化しているパターンもあります。販売事業者の規模感によって、外注費用を出すよりも店舗ロケーションを1か所にして自社スタッフで運営した方が理にかなうというわけです。

店舗販売・オンライン販売は、売り方・顧客接点などからみて、販売手法のメリット・デメリットはそれぞれありますし、消費者の好みもそれぞれだと思います。
これまで①②③に分けてお話した商品の流れを考えると、コスト構造というのは全く異なりますし、いろいろな作業が加わっているのだなと改めて感じます。

価格が高いものはもちろん美味しいですし、国内で誰が販売しているかの信用も大きいところです。しかし、インターネットがこれだけ普及進化してきますと、日本国内の場合とでも生産者の顔をみて直接購入するなどのEコマースもトレンドになりつつあるりますから、イタリアからの購入の場合も同じように身近になればいいなと思っています!

つづく

(Fresh Italy Deliスタッフ)

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