(スタッフ日記)イタリア・少年サッカー

少年サッカー

 

10年以上前に、イタリアの子ども達に混じって当時小学生の愚息がイタリアのサッカースクールでプレーをしていました。近所にサッカースクールがあったから参加したまでで、もちろんプロを目指していたわけではありません。

しかしさすがはサッカー大国イタリア、小学生のサッカーがプロに近い仕組みで運営されていたのには驚かされました。

 

最初に驚いたのは配布されたスポーツバックにチーム名とスポンサー企業のロゴがプリントされていたこちとで、スパイクを入れるスペースもある本格的なものでした。

練習場に目をやれば、フェンスには近所のピザ屋やクリーニング店の宣伝の横断幕もありました。

試合における親の声援はサンシーロスタジアムの熱狂に遜色なく、審判に本気で文句をいう親たちの姿には驚きを超えて動揺さえました。

ユニフォームの洗濯は自宅に持ち帰らずチームが洗濯をしてくれます。小学生のチームにホベイロ(サッカーの用具係)がいるとは、プロ選手の待遇です。

さらに、試合によっては観戦に12ユーロの入場料が徴収されるのだから、プロ以外の何物でもありません。

 

試合もインテルミラノ、ACミラン、ユベントスなどのビッククラブとの対戦があり、それぞれがトップチームとそっくりなユニフォームを着ています。自分の子どもがセリエABIG3を相手に試合をするとは夢にも思いませんでした。

これらのビッククラブのチームには天賦の才に恵まれた少年たちが集まるA B Cのエリートチームから、普通の運動神経の少年達のチームまで幅広いメンバーが所属しているようだ。とはいえ、我が子のチームが憎きユベントス個人の見解でフレッシュ・イタリー・デリの見解ではありませんに勝利したときには大喜びしたものでした。

さらに当時は子どもサッカーの結果を報じる専門の新聞があり、地下鉄構内の売店で売られていて地区大会でチームの優勝したメンバーの集合写真が掲載されていました。

 

あれから十年以上が経ち当時の少年達がアズーリ(イタリア代表チーム)やセリエAを背負う時代がやってきました。セリエAが世界の頂点だった頃を知るオールドファンとしては、彼らに再度世界の頂点に立って欲しいと願うばかりです。

FORZA ITALIA(イタリア頑張れ)


Fresh Italy Deliスタッフ


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